秋のお彼岸と彼岸花

彼岸花
 ところで話がそれますが、秋のお彼岸のころに咲く「彼岸花」は「お彼岸」とどんな関わりがあるのでしょうか。「彼岸花」の名の由来は、秋のお彼岸ごろに咲くのでこの名が付いたようです。別名で「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれまが、この別名は梵語で「天上の花」という意味をもっています。葉が出ないうちにまず花を咲かせる「先ず咲き」が仏教と結びつき、これに「法華経」の文字を当てたもののようです。
また、韓国では、「相思華」と言います。花と葉がいっしょに出ることがないことから、「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味が語源のようです。さらに、学名の「リコリス(Lycoris)」は、ギリシャ神話の女神Lycoriasの名前からとられたものです。
 「彼岸花」は異名が非常に多く、例えば、茨城や埼玉では「狐花(きつねばな)」、福島や大分では「死人花(しびとばな)」、神奈川では「じゅずばな」、山口では「どくばな」などなど、各地に400以上の方言があるともいわれます。どうも忌み嫌う別名が多いようです。
このあまりよくない印象は、「彼岸花」が有毒の植物であることにもあるようです。
 この「彼岸花」、古来は土竜(モグラ)退治に利用されたという説もあります。土竜が「彼岸花の球根」を好んで食べ、死んでしまう習性を利用して、土竜の水田荒らしや墓場荒らしを防ぐために、畦道や墓地に植えられたということです。また、「彼岸花」の球根の毒素は、しっかり水に晒すことで消すことができるそうで、非常食として植えられたとも聞きます。でも素人の方は絶対に食べないでくださいね。



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